お笑い芸人の枠にとどまらない彼女の多才ぶりは、知れば知るほど深い沼のようだ。ショベルカーなどの小型解体用機械を操縦できる資格を持ち、けん玉や腹話術、さらには本格的な詰将棋まで嗜む。そのラインナップの突飛さには目を見張るものがある。
なかでも近年、大きな注目を集めているのが「建築」への深い愛だ。散歩の途中で出会った昭和レトロなビルや、現代建築の構造美について語る際の眼差しは、真摯な批評家そのもの。突飛な資格やマニアックな趣味を、単なるバラエティの「ネタ」として終わらせない。対象への深いリスペクトと探究心があるからこそ、マニア層からも絶大な信頼を寄せられている。この常識にとらわれない知識の幅広さこそが、彼女を単なるお笑いタレントから、現代の知性派カルチャーアイコンへと押し上げた要因と言える。