佐野晶哉の歌唱力が世間一般に広く知れ渡る決定打となったのが、人気バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン』や『生放送で満点出せるか100点カラオケ音楽祭』をはじめとするカラオケ採点企画です。
テレビ特番のプレッシャーがかかる生放送の現場において、100点満点を叩き出して賞金100万円を獲得したほか、「サビだけカラオケ」でも驚異的な集中力で数々のミリオンヒット曲を歌い上げました。番組内でのコミカルなキャラクターとは対照的に、声帯コントロールと呼吸の精密さはプロのボーカルトレーナーからも絶賛されています。母音の響きを均一に保ち、高音域でもフォルテシモからピアニッシモまで滑らかに移行できる技術は、まさに劇団四季と音大で培った発声法の賜物です。
さらに彼の真骨頂は、プレーヤーにとどまらないクリエイターとしての才能にあります。Aぇ! groupの初期代表曲である『神様のバカヤロー』の作曲を手掛けたほか、グループの叙情的なバラード『ボクブルース』の作曲も担当。キャッチーなメロディラインと緻密なコード進行を構築できる手腕は、グループの音楽的アイデンティティを確立する上で不可欠な要素となっています。