運営母体をたどると、両ブランドは同一の巨大グループに属していることがわかる。どちらも株式会社ファーストリテイリングの傘下に位置するグループ企業だ。グループを率いる柳井正会長兼社長が掲げる「世界一のアパレル企業群」という構想の下、それぞれのブランドが異なる役割を分担しながら市場を網羅する戦略をとっている。
基幹事業である株式会社ユニクロが「世界中のあらゆる人々の日常着」を目指すのに対し、株式会社ジーユーは代表取締役社長の柚木治氏の舵取りのもと、「もっと自由に着替えよう」というコンセプトを掲げる。経営陣が意図的にターゲットと役割を切り分けることで、グループ内での共食いを防ぎ、相互補完の関係を築き上げているのだ。