なぜ今、これほどまでに取り締まりが強化されているのか。その理由は、店舗の経営実態が単なる個人の小遣い稼ぎの域を遥かに超えているからだ。警察庁の分析では、摘発されたメンズエステの売上金が、SNSを通じて緩やかにつながる犯罪グループ「トクリュウ」の活動資金になっている実態が浮かび上がっている。
店舗のオーナーとして逮捕されるのは、多くが「名義貸し」のアルバイトや末端のメンバーだ。実質的な支配者は背後に隠れ、暗号資産や個人間送金アプリを使って売上を回収する。警察当局は、こうしたマネーロンダリングのルートを解明するため、デジタルフォレンジックを駆使した捜査を進めている。