介護福祉士国家試験の合否判定において、受験者が最も注視するのが合格基準点(合格ライン)の変動です。公式発表資料によると、配点1問1点の全125問に対し、基本基準は「総得点の60%程度(75点)」と定められています。しかし、試験ごとの難問・奇問の割合や全体の平均点に応じた得点補正が行われるため、年度ごとにボーダーラインは上下します。
第38回試験における確定基準点は、事前の予備校各社による予想範囲(72点〜78点)の推移を反映した数値となりました。ここで注意すべきは、単に総得点をクリアするだけでは合格できないという「2つの関門」の存在です。
配点上の大原則として、「11の科目群すべてにおいて最低1点以上の得点があること」が必須条件として課されています。いくら合計が90点を超えていても、特定の1科目群で0点を取ってしまえばその時点で不合格となる「足切り」システムが、今年も多くの受験者を翻弄する結果となりました。