PSに起因する生活音トラブルを防ぐため、建築仕様書や図面で確認すべき技術的チェックポイントが存在します。
配管スペースの防音性能は、主に「管自体の材質」「遮音巻き工法」「PS壁の構造」の3要素で決定づけられます。従来の集合住宅では薄肉の塩ビ管(VP管・VU管)がそのまま露出配置されているケースが多く見られましたが、近年の良質なマンションでは耐火遮音カバー(石膏複合板や遮音シート)が二重三重に巻かれた耐火二層管(FDP)が採用されています。
さらに、PSを囲む壁構造にも着目してください。単なるプラスターボード1枚貼りの壁ではなく、床スラブから上階スラブまで隙間なく石膏ボードを張り伸ばし、内部にグラスウール(吸音材)を充填している物件であれば、排水音は日常会話レベル(40dB以下)まで大幅に減衰されます。