二つのロゴがここまで酷似していると、「知的財産権や商標権のトラブルにならないのか?」という疑問が生じる。結論から言うと、広島東洋カープとMLBおよびシンシナティ・レッズとの間で法的な紛争が起きたことは過去一度もない。
1970年代のスポーツブランディングは、現在ほど世界的な商標管理が厳格ではなかった。さらに、MLB側も自国の野球文化やデザインが日本で大切に使われていることに対して極めて寛容だった。現在では、両球団ともに自国および関係する市場において個別に商標権を取得しており、それぞれ独立したブランドとして法的に確立されている。日米の歴史的信頼関係と相互リスペクトが、法的トラブルを未然に防ぎ、平和的な共存を可能にした背景にある。