遠野なぎこのインスタグラムのコメント欄や、X(旧Twitter)、ネット掲示板における世間の反応を検証すると、世論は大きく二つの極端なグループに分かれています。
第一の層は、彼女の激痩せや不安定な言動に対して「見ていて痛々しい」「誰か周りの大人が止められないのか」と眉をひそめる人々、あるいは「心配してほしいだけのアピールではないか」と冷淡な視線を向ける層です。コメント欄に「もっと太ったほうがいい」「そんな発信はやめたほうが身のためだ」といった直接的なアドバイスを書き込むユーザーも多く見られます。しかし、これらの善意から出た言葉であっても、当事者にとっては「現在の自分を否定された」と感じさせ、さらなる追い込みにつながるケースが珍しくありません。実際に、批判や説教めいたコメントが殺到した結果、遠野自身がインスタグラムのコメント欄を一時的に完全閉鎖する事態も発生しています。
一方で、見逃してはならないのが第二の層、すなわち「遠野なぎこの存在と言葉に救われている」と語る熱心な支持層の存在です。知恵袋や当事者コミュニティを丹念に追うと、以下のような切実な声が溢れています。
「自分も摂食障害で誰にも言えずに吐き続けている。遠野さんが苦しみを晒してくれているおかげで、自分だけがおかしいんじゃないと思える」「母との関係に苦しみ、恋愛も破綻ばかりの私にとって、彼女は痛みを代わりに叫んでくれる唯一の代弁者」。世間からは異様に見える過度な自己開示が、同じ地獄を生きるサバイバーたちにとっては暗闇の中で灯るかすかな共感の光として受け止められています。