情報発信が進む一方で、ネット上には家島観光に関するいくつかの先入観や誤解も散見されます。現地で戸惑わないために知っておくべき「3つのリアル」を整理します。
【誤解1:いわゆるインスタ映え特化のリゾートアイランドである?】
真相は「否」です。家島は観光のために人工的に作られたリゾートではなく、採石業と漁業を中心とする生活感に満ちた生きた島です。巨大なガット船(砕石運搬船)が湾内を行き交い、港には無数の漁具が並びます。華美なテーマパーク感を期待するのではなく、重厚な産業風景と昭和の面影が色濃く残るリアルな島の営みを楽しむのが正しい向き合い方です。
【誤解2:普通のシティサイクルや徒歩でも楽に一周できる?】
前述の通り、これは初心者が最も陥りやすい罠です。家島は周囲約15kmですが、平地は港のごく周辺のみ。島を横断・周回する道路は急勾配の連続です。変速機のない普通自転車での観光は激しい疲労を招きます。必ず電動アシスト自転車を選ぶか、コミュニティバスの運行時刻を綿密に把握して行動する必要があります。
【誤解3:島内どこでもキャッシュレス決済やコンビニが利用できる?】
家島に大手コンビニチェーンは存在しません。地元商店や個人商店が中心であり、自動販売機や一部店舗では電子マネーが導入されつつあるものの、個人経営の飲食店や船の券売所では現金決済のみの場面が多く残っています。十分な現金を所持して上陸することが快適な滞在の前提条件です。