娯楽の多様化が進んだ2000年代以降、朝ドラは一時的な視聴率低下に苦しみました。しかし、放送時間を午前8時00分スタートへと繰り上げた2010年以降、再び快進撃が始まります。
その起爆剤となったのが、宮藤官九郎脚本の『あまちゃん』(2013年)です。能年玲奈(現・のん)演じる天野アキの「じぇじぇじぇ」は流行語大賞を獲得し、あまちゃん平均視聴率は関東地区で20.6%を記録。数値以上の社会現象を巻き起こし、ネット上の実況文化を定着させました。
さらに21世紀の最高平均視聴率を打ち立てたのが、波瑠主演の『あさが来た』(2015年後期)です。実業家・広岡浅子をモデルにした痛快な一代記は、期間平均23.5%をマークし、今世紀最高のメガヒット作となりました。また、朝ドラ最終回視聴率においても『あさが来た』は27.2%を記録し、物語の結末に向けて右肩上がりに熱狂が高まる理想的な推移を見せました。