インターネット上の掲示板やSNSでは、今なお「足を踏み入れたら生きて帰れない」「監視カメラで見張られている」といった誇張された都市伝説が飛び交っています。実際の住人や配達員、不動産業者のリアルな証言を拾い上げると、ネット上の虚像と現実のギャップが浮かび上がってきます。
「Uber Eatsの配達で週に何度も行くが、エレベーター内は芳香剤とお香、海外のスパイシーな料理の匂いが混ざり合っている。ヤクザ風の人物より、ヘッドホンをした若いホストや東南アジア系の住人とすれ違うことの方が圧倒的に多い」(デリバリー配達員の証言)
「家賃7万円台で新宿徒歩圏内に住めるのは金銭的に助かるが、壁が薄く、深夜2時や3時に隣室から大音量の音楽や喧嘩の声が聞こえるのは日常茶飯事。神経質な人は絶対に1週間も持たない」(賃貸入居3年目の男性)
ネットの反応として散見される「危険な建物」という認識は、過去の凄惨な事件報道のインパクトが強すぎたことによる残像です。現在の実情は、「危険組織の要塞」から「ルール無用の多国籍カオス空間」へとスライドしたと表現するのが最も実態に即しています。