数あるベッドの形状の中でも、特に注意が必要なのが脚付きマットレスだ。一般的なウッドフレームのベッドと比べて脚の設置面積が狭く、フレーム自体の重量に加え、乗る人の体重や寝返りによる動的な負荷が4本の脚へ集中する。その結果、畳表のい草を切断したり、畳床の構造を永久変形させたりする危険性が跳ね上がる。
一方で、床面に接する面積が広めのアニバーサリーベッドやロータイプベッドであっても、長期設置による通気性の悪化や湿気のこもりが凹みを助長するケースがある。水分を含んだ畳は柔らかくなり、歪みを生じやすいためだ。重量分散と同時に、吸湿・換気を考慮した空間設計が不可欠といえる。