ロゼが持つグローバルな感性の根底には、彼女自身の生い立ちと多文化的なバックグラウンドが存在します。ニュージーランドのオークランドで生まれ、8歳の時にオーストラリアのメルボルンへ移住。英語と韓国語を完璧に操るバイリンガルであり、韓国とオーストラリアの二重国籍を保持しています。
幼少期から教会でピアノやギターを弾きながら歌う環境で育ち、2012年にシドニーで開催されたYGエンターテインメントのオーディションで700倍とも言われる競争率を勝ち抜いて単身韓国へ渡りました。この異文化適応力と、幼少期に培われた音楽的土壌こそが、彼女の無国籍でエフォートレスな魅力の原点です。
その唯一無二の佇まいに惚れ込んだのが、フランスの名門ラグジュアリーメゾンサンローラン(Yves Saint Laurent)のクリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロでした。2020年にアジア人として初となるグローバルアンバサダーに抜擢されて以来、ロゼは同ブランドの「自立し、反逆精神を秘めたエレガンス」を完璧に体現しています。メットガラへの出席やカンヌ国際映画祭でのレッドカーペットなど、彼女が見せる堂々とした振る舞いは、現代のモード界において欠かせない存在となっています。