極端な高温は、もはや一部の「猛暑の街」だけの特異現象ではありません。気象庁のアメダス観測データを都道府県別に俯瞰すると、全国的なベースアップが顕著です。
各地方における最高気温の極値を見ると、関東や東海のみならず、東北や北陸でも40℃超えを記録する地点が相次いでいます。
【主な地域・都道府県別の観測史上最高気温データ】
・北海道:39.5℃(佐呂間町 / 2019年5月26日)
・東北(山形):40.8℃(山形市 / 1933年7月25日)
・東北(福島):40.0℃(伊達市梁川 / 2026年8月5日)
・北陸(新潟):40.8℃(長岡市寺泊 / 2019年8月15日・中条 / 2026年9月3日)
・関東(埼玉):41.1℃(熊谷市 / 2018年7月23日)
・東海(岐阜・静岡):41.1℃(多治見市 / 浜松市)
・近畿(兵庫):40.0℃(丹波市柏原 / 2026年8月13日)
・四国(高知):41.0℃(四万十市江川崎 / 2013年8月12日)
・九州(大分):39.9℃(日田市 / 2026年8月)
北海道佐呂間町で記録された39.5℃のように、オホーツク海側であっても南西からの強いフェーン現象が起きれば記録的な高温となります。また、全国のアメダスで最高気温が35℃以上となる猛暑日地点数が1日に200〜300地点を超える事態も頻発しており、局地的な現象から列島規模の広域災害へと猛暑の性質が変貌しています。