かつてバラエティ番組でも度々明かされていたが、幼少期の食生活は想像以上に切実だった。夕食のおかずがチラシの写真を切り取ったものだったという伝説的なエピソードや、ご飯に醤油をかけただけで空腹を満たした思い出など、一歩間違えれば悲壮感が漂うような極貧生活である。
しかし、渡辺直美にかかればその苦労話すらも最高のエンターテインメントへと昇華される。食べ物が十分にない状況でも、母と一緒に歌って踊り、笑い合って空腹を忘れる。そんな日常の中で磨かれた表現力とユーモアのセンスこそが、後に彼女をスターダムへと押し上げる原動力となったのだ。