近年、名古屋市市政資料館を訪れる来館者の動機として際立っているのが、映画やテレビドラマのロケ地巡礼です。特に日本初の女性弁護士・裁判官の半生を描いたNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)が通う東京地方裁判所の外観および重厚な階段ホールとしてロケが行われ、放送期間中からファンの聖地として大きな話題を呼びました。
これまでにも『花子とアン』『坂の上の雲』、映画『るろうに剣心』や『約束のネバーランド』など、時代劇から現代サスペンスまで数多くの映像作品で舞台となってきました。大正ロマンを色濃く残すシンメトリーの構造と、本物の歴史が醸し出す重厚感は、現代のCGやセットでは再現できない圧倒的な説得力を持っています。
また、そのクラシカルな美しさから、ウェディングの前撮り写真撮影や挙式スポットとしても不動の人気を誇ります。中央階段にウェディングドレスのトレーンを広げたショットは、花嫁たちの憧れの構図としてSNS上でも広く拡散されています。