ワイヤークリップの正しい使い方|逆向き厳禁の理由と安全基準

ワイヤークリップの正しい使い方|逆向き厳禁の理由と安全基準

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ワイヤークリップによる端末処理強度は、正しく施工された場合でも新品ロープの破断荷重に対して約80%程度にとどまります。この安全率を確実に維持するため、JIS規格(JIS B 2809)クリップ止め基準および各種安全施工基準では、使用するワイヤーロープの直径に応じた必要個数と取り付け間隔が厳格に定められています。

ロープ径(mm)必要個数(JIS基準)取り付け間隔(ピッチ)端末余長(切り端の長さ)φ9以下3個以上ロープ径の6倍以上(約54mm以上)クリップ間隔と同等以上残すφ10 〜 φ164個以上ロープ径の6倍以上(約60〜96mm以上)最低100mm以上を確保φ18 〜 φ205個以上ロープ径の6倍以上(約108〜120mm以上)150mm以上を確保φ22 〜 φ286個以上ロープ径の6倍以上(約132〜168mm以上)200mm以上を確保

クリップ同士の間隔が狭すぎると、荷重がかかった際にクリップ間でロープが適切に締まり合わず、十分な保持力を発揮できません。また、端末の余長が短すぎると、荷重によるロープ径の細り(縮径)に伴って切り端がクリップから抜け落ちる致命的な事故につながります。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。