大手Q&AサイトやSNS上のコミュニティを調査すると、初めてコンタクトを作成した人々の多くが「視力検査そのもの」ではなく、思わぬ現場のハードルで苦戦している実態が浮かび上がる。
現場で最も頻出するリアルな声は以下の通りだ。
「指が目に近づくだけで反射的にまぶたを閉じてしまい、眼科で1時間近く格闘した」(10代・高校生の手記より)
人間の生体防御反応として、異物が目に接近すればまぶたが反射的に閉じるのは極めて自然な現象だ。眼科スタッフも慣れているため焦る必要はないが、緊張で指先が震えたり爪が長かったりすると装着難易度は跳ね上がる。事前に爪を短く切り揃えておくことが、現場をスムーズに乗り切る最大のコツと言える。
「外す方が付けることより何倍も難しく、自宅で外せなくなってパニックになった」(20代・会社員の投稿より)
院内では緊張感から何とか外せても、帰宅後にリラックスした状態で鏡を見るとコツを忘れてしまい、白目を傷つけてしまう初心者が後を絶たない。レンズをつまむのではなく、指の腹でレンズを黒目から白目の下部へ滑り込ませてから軽くつまむという「基本動作の反復」が不可欠となる。
眼科の現場看護師の証言によれば、「最初の1週間は誰しも違和感や装用の難しさを感じる。ここで無理に指を突っ込まず、どうしても外れない場合は夜間救急ではなく、一度人工涙液を点眼して目を潤してから再挑戦してほしい」と語られている。