なぜ1年半で消えた?幻のラジオ体操第三が封印された衝撃の真相を徹底解説

なぜ1年半で消えた?幻のラジオ体操第三が封印された衝撃の真相を徹底解説

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長きにわたり伝説のベールに包まれていた幻の体操が、半世紀以上の時を経て光を浴びた契機は、滋賀県にある龍谷大学社会学部・井上勝弘教授(現・名誉教授)の研究チームによる執念の発掘プロジェクトでした。

地域福祉や運動生理学を専門とする井上教授は、高齢者の健康増進プログラムを研究する過程で「戦後の短期間だけ存在した第三の体操」の存在に着目。散逸していた公的記録や旧日本放送協会のアーカイブ、古書店や関係者の所蔵資料を徹底的に調査しました。その執念の探索の末、奇跡的に発見されたのが、昭和21年当時に印刷された貴重な「振付の解説図解」と、作曲家・橋本國彦氏が手掛けたオリジナルの「ピアノ楽譜」だったのです。

発掘されたラジオ体操第三のピアノ楽譜には、軽快かつ目まぐるしい変拍子とスピーディーなテンポが刻まれており、残された線画の図解と照らし合わせる作業は難航を極めました。井上教授は、元・NHKラジオ体操指導員で龍谷大学実技講師(当時)の安西将人氏らと共に、図解の細かな手足の位置や重心の移動、カウントの整合性を徹底検証。動作の解釈を一つひとつ紐解き、失われていたオリジナル動作の完全復元に成功しました。

復刻された動作を収録した実演解説の動画が大学の公式発表やYouTube等で公開されると、そのアクロバティックでダイナミックな動きがインターネット上で爆発的な話題を呼びました。「これはもはやラジオ体操ではなく本格的なブートキャンプだ」「3分間やりきるだけで息が切れる」と瞬く間に拡散。研究室の地道な文献調査と身体運動科学の融合が、歴史に埋もれた遺産を現代のスーパーエクササイズとして蘇らせたのです。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。