2016年3月、突如として発表されたやまちゃんの卒業は、当時の視聴者やかつての子どもたちに大きな衝撃を与えました。インターネット上では「体調不良か」「番組側との確執か」といった様々な憶測が飛び交いましたが、実際の卒業理由は極めて誠実で前向きな決断によるものでした。
最大の理由は、「番組を次の世代へバトンタッチしたい」というやまちゃん自身の強い意志です。放送開始当時は30代半ばだったやまちゃんも、卒業時には50代半ばを迎えていました。子どもたちにとってMCは「身近なお兄さん・頼れる先輩」であるべきだという信念を持っていた彼は、自らが親世代・祖父母世代の年齢に近づく中で、若い世代に席を譲るタイミングを以前から模索していたと明かしています。
加えて、日本を代表するトップ声優として昼夜を問わず多忙を極める中、約20年にわたり早朝生放送を両立し続けてきた身体的負担も考慮されました。他者からの降板要請ではなく、自らの引き際を番組の未来のために決断した「完全なる名誉ある勇退」であったことが、この卒業劇の真実です。