近年の日本テレビ史において、最大のターニングポイントとなったのがTBSテレビ日曜劇場で放送された『VIVANT』である。モンゴルロケを敢行した規格外のスケール感と、裏切りに次ぐ裏切りのスリリングな展開は、日本中の視聴者を画面に釘付けにした。
主役を演じた堺雅人の二面性あふれる巧みな演技と、物語の鍵を握る重要人物として圧倒的な威厳を放った役所広司の対峙は、まさに息をのむ名勝負であった。二人の演技派俳優がぶつかり合うことで生まれた緊張感は、テレビ画面を超えて観客の心に重厚な爪痕を残した。作品が終わった今なお、続編への期待とともに伏線の再検証が行われている事実が、その熱量の高さを物語っている。