還暦を迎えてなお、堤真一の俳優としてのバイタリティと表現力は円熟味を増しています。所属事務所「シス・カンパニー」の看板俳優として、映像作品のみならず演劇界の重鎮演出家たちからのオファーが途切れることはありません。
近年では大作映画や話題の連続ドラマで物語の屋台骨を支える重鎮役を務める傍ら、小劇場発のストレートプレイや海外名作戯曲の舞台公演にも精力的に立ち続けています。単なる「ベテラン俳優」の枠に収まらず、身体性を伴う泥臭い芝居から知的な狂気、市井の父親の哀愁までをリアルに体現できる希少な存在です。
現場スタッフや共演者からの信頼も極めて厚く、撮影現場では一切の気取った態度を見せず、関西弁で周囲を和ませるムードメーカーとしての立ち振る舞いが伝えられています。確固たる実力と親しみやすさの共存こそが、長年にわたりオファーが絶えない最大の原動力となっています。