髪の毛がのっぺりしてしまう原因の多くは、影のつけ方にあります。影を単なる「暗い色」として塗るのではなく、頭部全体を球体として捉えた大陰影と、毛束ごとの小陰影の2段階で組み立てるのがコツです。
まずは「エアブラシ(台形20%または標準)」を使い、毛先や首元、後頭部などの光が当たりにくい部分にふんわりとグラデーションをかけます。このとき、単純な同系色の暗い色ではなく、ベース色に対して少し色相環をずらした色(例えば金髪ならオレンジ〜赤寄り、黒髪なら青〜紫寄り)を選ぶと、濁りのないリッチな発色になります。
続いて「ペン(フェード)」や「Gペン(ハード)」を使い、毛束の段差や重なり部分にシャープな影を入れます。影を描いた後に「指先ツール」や「ぼかしツール」で毛先に向かってサッと払うように馴染ませると、エッジの効いた部分と柔らかな部分のメリハリが生まれ、一気にプロっぽい仕上がりになります。