洋画のB級コメディは、過激な下ネタ、ブラックユーモア、そして規格外のスケールで繰り広げられるナンセンス劇が醍醐味です。鑑賞後に元気を取り戻せる代表的な傑作を紹介します。
まず絶対に外せないのが『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』(2010年)です。心優しい心優しき田舎男2人が、別荘にやってきた能天気な大学生たちから「殺人鬼」と勘違いされ、偶然と不運が重なって死傷者が続出していくスプラッター・コメディ。ホラー映画のお決まり展開を鮮烈にひっくり返した脚本の完成度は、映画通の間でも極めて高い評価を誇ります。
また、映画業界の内幕を徹底的にパロディ化した『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008年)も必見です。ベン・スティラー監督・主演のもと、ロバート・ダウニー・Jrやトム・クルーズといった超一流スターたちが揃って怪演を披露。豪華キャストが無駄遣いのように全力でおバカをやらかす贅沢さは、まさにこのジャンル屈指の破壊力と言えます。