近畿職業能力開発大学校が受験界隈で話題となる最大の要因は、公表されている就職実績の高さにあります。公式発表資料や就職支援課の取材データによると、修了生の就職率は例年98%〜100%という高水準を維持し続けています。不況期や採用抑制期であっても製造業を中心とする大手・中堅メーカーから求人が途絶えない構造が確立されています。
その背景にあるのは、厚生労働省所轄の独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)が運営する施設特有の徹底した実学教育です。座学中心の一般大学工学部と異なり、授業時間の大半が最新鋭の工作機械を用いた実習や実験に充てられており、企業側からは「入社1年目から即戦力として現場の図面引きや加工を担当できる」と高い評価を獲得しています。
学費面における優位性も見逃せません。私立理工系大学の初年度納付金が150万円〜180万円程度に達するのに対し、近畿職業能力開発大学校の年間授業料は約39万円、入校料は約17万円に設定されています。4年間通った場合の総学費でも約170万円前後に収まる計算となり、国公立大学(4年間で約240万円)と比較しても格段に低い負担で高度なエンジニアリング技術を習得できます。