医学・スポーツ科学の世界では、食べた栄養が筋肉や脂肪になりにくく、代謝が高すぎるために太れない体質を「外胚葉型(ハードゲイナー)」と呼びます。山根良顕はこの典型であり、単に「筋トレをしてたくさん食べる」という通常のアプローチでは全く体重が増えませんでした。初期の挑戦では、無理にドカ食いをして胃腸を壊し、逆に体重を落としてしまうという挫折も味わっています。
そこで彼がトレーナーの指導や試行錯誤の末に確立したのが、胃腸に負担をかけない山根良顕のプロテインと食事メニューの改善でした。
山根の実践した戦略の核は「食事回数の分割」と「糖質・タンパク質の同時補給」です。1回の食事量を無理に増やさず、1日4〜5回に分けてエネルギーが枯渇する時間を徹底的に排除しました。主食には消化吸収の早い白米やオートミールを取り入れ、間食として吸収スピードの異なるプロテインやバナナを定期的に摂取。さらに、就寝前のカタボリック(筋肉の分解)を防ぐため、持続的にアミノ酸を供給するカゼインプロテインやグルタミンを活用するなど、極めて理にかなった栄養戦略を構築しました。
派手なサプリメントに依存するのではなく、「消化器官のキャパシティを計算した継続可能な摂取」を徹底したことこそが、頑固なガリガリ体質を内側から作り変えた最大の要因です。