こうした価格狂乱は、現地アメリカのスポーツジャーナリズムの間でも大きな議論を呼んでいる。「一般庶民のための娯楽」であったはずのベースボールが、シリコンバレーのテック長者やウォール街の投資家、エンタメ界のセレブリティだけが現地で楽しめる「ハイエンドなライブエンタメ」に変貌を遂げつつあるからだ。
熱心にチームを長年応援してきたローカルのファンが、テレビの画面越しにしか試合を見られない状況に対しては批判の声も強い。しかし、ボールパーク側がVIPスイートや贅を尽くしたホスピタリティ・パッケージの増設を進める流れは止まりそうにない。