インターネット上の掲示板や知恵袋において、「何度探しても同じ宝の地図しか出ない」「チェストが空っぽだった、あるいは生成されていない」という報告が後を絶たない。これらを単純なシステム不具合と断じる前に、知っておくべき仕様上の境界線が存在する。
誤解1:「同じ宝の地図ばかり手に入るのは不具合」という思い込み
別の難破船を発見してマップチェストを開けたにもかかわらず、以前見つけたものと全く同じ座標を指す宝の地図が出てくる現象は、プログラム上の正常な挙動である。マインクラフトの生成システムは、「そのチェストが開かれた時点で、まだ生成(ロード)されていない最も近い埋もれた宝」を指し示すように作られている。
つまり、以前の宝箱を回収したかどうかにかかわらず、近距離にある未踏エリアを開拓しないまま近場の沈没船を巡っても、同じ宝箱のデータが地図に焼き付けられてしまうのだ。異なる宝の地図を入手したい場合は、現在の海域から最低でも数百ブロック以上離れた未知のチャンクまで航海を広げる必要がある。
誤解2:「TNTで砂浜を一気に吹き飛ばせば早い」という罠
採掘の手間を省くためにTNTを着火して砂浜を爆破するプレイヤーが見受けられるが、これは極めてリスクが高い悪手である。Java版・統合版ともに、爆発の衝撃波によってチェスト自体が破壊され、ドロップした「海洋の心」などの貴重なアイテムが爆風に巻き込まれて消滅(ロスト)する事故が頻発する。
さらに海底で作業する場合、水中呼吸のポーションがない状態で焦って作業すると命を落とす。かつて多用された「ドアを設置して空気の空間を作る」という裏技は、統合版ではドアの隙間に水が浸入する「浸水(ウォーターロギング)仕様」に変更されており、現在では機能しない。統合版での息継ぎには「マグマブロックの上にスニークして乗る」か、素直にポーションを用意するのが現代の安全基準である。