排水は完了しているのにドラムやパルセーターが加速せず、何度も給水を繰り返して「すすぎ」に戻ってしまう現象があります。これは故障ではなく、洗濯槽内のアンバランスを検知した安全機能の作動によるものです。
ジーンズやバスタオルなどの重い衣類、あるいは防水シーツ、毛布、大きめの洗濯ネットに衣類を詰め込みすぎていると、槽内で重心が大きく偏ります。この状態で高速回転すると洗濯機自体が激しく揺れて倒壊する恐れがあるため、センサーが自動で回転を制御します。洗濯槽を開けて手で衣類を均等にほぐし直すか、水を吸って極端に重くなった大物を取り出すことで正常に脱水が始まります。
ただし、脱水回転時に「ガタガタ」「キュルキュル」といった異常な金属音や激しい打撃音が響く場合は注意が必要です。小銭やヘアピンが隙間に挟まっているだけのこともありますが、槽を支えるサスペンション(吊り棒)の劣化や、モーターの軸受けベアリングの摩耗による破損の可能性が高まります。