実際に堂内を歩いた参拝者の生の声を集めると、「思ったよりも傾斜がある」「床に打ち付けられた滑り止めの角木(サン)が絶妙に機能している」というリアルな感想が目立ちます。スロープの傾斜角度は場所によって微妙に異なり、歩行時の体重移動を計算した設計になっていることが体感できます。
また、さざえ堂が位置する飯盛山(いいもりやま)全体が、幕末の戊辰戦争における「白虎隊自刃の地」として知られる一大歴史スポットです。さざえ堂のすぐ周囲には、白虎隊十九士の墓や、鶴ヶ城が炎上していると見誤って自刃したとされる自刃の地跡、彼らが逃げ延びるためにくぐり抜けた「戸ノ口堰洞穴(とのくちぜきどうけつ)」など、胸を打つ史跡が徒歩数分圏内に集約されています。
飯盛山の麓からさざえ堂へ向かう参道には183段の石段がありますが、有料の動く歩道「飯盛山スロープコンベア」も設置されているため、足腰に不安のある高齢者や小さな子ども連れでも無理なくアクセスできます。