ホークを語る上で欠かせない家族関係には、ファンの間で長年誤解されていた2つの大きな真実が存在します。
実兄ワイルド:煉獄で800万年以上弟を探し続けた真の英雄
煉獄編でバンとメリオダスが出会った巨大な猪のような生物「ワイルド」こそが、ホークの実の兄です。ワイルドは魔神王に奪われた弟「マイルド(ホーク)」を救い出すため、時間感覚の狂う煉獄の地で800万回以上にわたり魔神王に戦いを挑み続けていました。
弟の面影を追い続け、最後はメリオダスたちを現世へ帰還させるために自らを犠牲にして魔神王の足止めを引き受けるシーンは、本作屈指の兄弟愛として語り継がれています(後に生存が確認され、兄弟の再会を果たします)。
ホークママの正体:血縁ではなく「混沌の母」の依代
一方、移動酒場「豚の帽子」亭を背負って大地を移動していた緑色の巨大豚「ホークママ」は、ホークの実の母親ではありませんでした。その正体は、最高神や魔神王を生み出した原初の存在「混沌の母(混沌そのもの)」を封印していた緑の苔の塊(依代)です。
十戒の放つ複合魔法攻撃を丸呑みにして無力化するなど、常軌を逸した強さを見せていたのは、その内側に神々すら恐れる太古の力が宿っていたためでした。ホークとホークママは実の親子ではなかったものの、長年共に暮らし育まれた情愛は本物の家族そのものでした。