バンド解散後、メンバー6人はそれぞれ異なる道を歩み始めました。2026年現在の活動状況を追跡すると、彼らが決して一過性のアイドルではなく、本物の音楽的実力を持った職人集団であったことが証明されています。
フロントマンとして圧倒的な存在感を放っていたボーカル・ギターの加藤喜一は、解散後も一貫して現場主義を貫いています。ソロ名義「Keichi Kato」や自己のバンドを率い、ブルース、フォーク、アコースティック・ロックを基調とした泥臭くも情感豊かなライブ活動を全国で継続。円熟味を増したハスキーでソウルフルな歌声は、今なお目の肥えた音楽ファンから絶大な支持を集めています。
一方、リードギターを担当していた杉山洋介は、日本を代表するサウンドプロデューサー・コンポーザーへと進化を遂げました。2000年に結成したユニット「paris match(パリス・マッチ)」のリーダー兼プロデューサーとして、ボサノヴァ、ジャズ、ソウルを融合させた洗練されたシティポップサウンドを確立。その楽曲群は日本国内のみならず、欧米やアジア圏のストリーミング市場でも数百万回再生を記録するなど、グローバルな評価を確立しています。
ギターの岡田恵司、ベースの日色正広、キーボードの中西健治、ドラムスの箱崎昇らも、スタジオワークや音楽制作の裏方、あるいは音楽以外の実業分野などそれぞれの人生を着実に歩んでいます。メンバー各自が選んだ道の確かさが、当時の解散が決して後ろ向きな挫折ではなく、個々の自立に向けた必然のステップであったことを物語っています。