トレンデレンブルグ歩行の原因と見分け方!骨盤低下を防ぐ改善リハビリ法

トレンデレンブルグ歩行の原因と見分け方!骨盤低下を防ぐ改善リハビリ法

トレンデレンブルグ歩行の原因と見分け方!骨盤低下を防ぐ改善リハビリ法の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

歩行観察を行う際、最も混同されやすいのがデュシェンヌ歩行(Duchenne gait)との識別です。両者はともに中臀筋の機能低下に端を発する歩行障害ですが、代償動作の出現様式が明確に異なります。

トレンデレンブルグ歩行が「骨盤が反対側へ下垂する現象」であるのに対し、デュシェンヌ歩行は「骨盤の低下を防ぐため、あるいは股関節への負荷を軽減するために、上半身を立脚側(患側)へ大きく傾ける代償歩行」を指します。つまり、デュシェンヌ歩行は骨盤の傾きを身体全体の側屈によって補おうとする二次的な防衛反応です。

項目トレンデレンブルグ歩行デュシェンヌ歩行臨床上の評価視点主たる変形・動き遊脚側の骨盤が下方へ沈み込む(骨盤下垂)体幹・上半身が立脚側(患側)へ傾く(体幹側屈)骨盤帯を見るか、肩・頭部の偏位を見るか代償機構の有無代償が働かず、筋力不全がそのまま露出重心を患側股関節に近づける積極的代償代償運動による関節モーメントの減少度合い身体への二次的負担腰椎の側彎負荷、対側膝関節への負担増大同側腰背部筋の過緊張、慢性腰痛の併発歩行エネルギー消費率はデュシェンヌで増大鑑別診断の基準片脚立ちテストで遊脚側骨盤の降下を確認片脚立ち時に体幹が患側へ傾く現象を確認徒手筋力検査(MMT)と重心動揺計の併用
井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。