甲子園の内野指定席を予約する際、多くのファンが直面するのが「アイビーシートとブリーズシートのどちらを選ぶべきか」、そして「高価格帯のSMBCシートは価格に見合う価値があるのか」という疑問です。
アイビーシートとブリーズシートの違いは、単なる1塁側(ホーム)と3塁側(ビジター)の位置関係にとどまりません。シートの座面幅や背もたれのクッション性などの基本スペックは同等ですが、最大の相違点は「日照環境」と「スタジアムの応援熱」です。アイビーシートはタイガースファンで9割以上が埋め尽くされ、攻撃時のメガホン応援や拍手の一体感を間近で味わえます。ブリーズシートはビジターファンも一定数混在する落ち着いた雰囲気であり、前述の通り午後の日陰率が高いため、観戦の快適度(過ごしやすさ)ではブリーズシートに軍配が上がります。
一方、バックネット裏および両ベンチ横の最前列エリアに位置するSMBCシートの評判は、「圧倒的な選手との距離感」で極めて高い満足度を誇ります。グラウンドと同じ目線でプレーを体感でき、ネクストバッターズサークルで素振りをする選手の息遣いや、ベンチからの声掛けが生で響きます。ただし、グラウンドレベルに近い低重心な座席設計のため、外野フェンス際の打球の行方や球場の全体像を把握するにはやや慣れが必要です。
公式が公開している甲子園バックネット裏の座席表を確認すると、最前列の「TOSHIBAシート」やプレミアムシートから、中上段の「中央指定席」へと階段状に広がるレイアウトが確認できます。チケット価格と観戦快適性のバランスを総合評価すると、一般購入枠の中で最もコストパフォーマンスが高いのは「アイビー/ブリーズシートの20段〜35段目・通路側」という結論に至ります。