教頭や同僚とともに、傷ついた生徒たちの心と対話し続けた義家氏の取り組みは、やがてメディアの注目を集めるようになる。彼の自伝的ノンフィクション作品『不良少年の夢』は大きな反響を呼び、2003年にはTBSテレビにて『ヤンキー母校に帰る』として実写化された。
主演の竹野内豊が熱演した主人公の吉森真人は、まさに義家氏の実体験をベースに描かれたキャラクターだ。熱血教師が生徒の苦悩や葛藤に向き合う姿は、日本のテレビドラマ史に残る感動の名作として記録されている。従来の単なるお仕置き型の学園ドラマとは異なり、不登校や自傷行為、家庭内暴力といったリアルな社会の暗部に光を当てた点が、多くの視聴者の涙を誘った。