カルトの性別は男か女か?ゾルディック家五男の真相と母の歪な愛を徹底解剖

カルトの性別は男か女か?ゾルディック家五男の真相と母の歪な愛を徹底解剖

カルトの性別は男か女か?ゾルディック家五男の真相と母の歪な愛を徹底解剖についての真相をご紹介します。

ゾルディック家の性別構造を語る上で避けて通れないのが、すぐ上の兄であるアルカ=ゾルディックとの鮮烈な対比関係です。この2人の関係性には、冨樫義博氏の卓越した人間観察眼とジェンダー描写の妙が凝縮されています。

身体的な出生順としては、アルカが四男であり、カルトが五男です。しかし、キルアはアルカを明確に「妹」として慈しみ、女の子として接しています。一方で、長男イルミや父シルバ、母キキョウはアルカを「弟」と呼び、さらには人間ですらない「制御不能の怪物(あれ)」として座敷牢に幽閉していました。つまりアルカは、「家族からは男(あるいは物)として冷遇され、キルアからのみ妹として愛された存在」です。

これに対しカルトは、「母親から人形のように愛でられて女装を施されながら、公式には五男として扱われる存在」という、真逆の鏡写し構造にあります。

カルト自身、自分より圧倒的な存在感を放ち、キルアの心を独占しているアルカに対して、言葉にし難い羨望と嫉妬、そして強いコンプレックスを抱いていることが作中の節々から読み取れます。同じ「女性の装い」を纏いながらも、兄キルアからの愛を巡るこの二重構造こそが、カルトの精神に影を落とす根源的な葛藤です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。