四角錐の表面積を求める際、まず押さえるべき基本定義は立体の外側を覆う「すべての面の面積の合計」です。立体図形の求積では体積と表面積の混同が頻発しますが、両者の計算アプローチは根本から異なります。
体積は「底面積×高さ×1/3」という立体全体の容積を割り出す公式ですが、表面積の基本公式は「底面積+側面積」です。四角錐の場合、底面となる四角形が1枚と、側面を構成する三角形が4枚存在します。つまり、四角錐の表面積計算は「1枚の四角形の面積」と「4枚の三角形の面積」をそれぞれ算出し、最後にすべて合算する作業に帰結します。
小学生の算数では側面の三角形の底辺と高さが問題文に直接提示されるケースが中心ですが、中学生以降の数学では自力で高さを導く応用力が求められます。まずは「どの面の面積を足そうとしているのか」を展開図のイメージと結びつけて把握することが、計算ミスを根絶する第一歩です。