幹の周囲を大人が何人も手をつないで囲むほど巨大なこのイチョウは、樹齢1000年を超えると推定されている。昭和29年(1954年)にはその学術的・文化的な価値が認められ、国の重要文化財に準ずる国指定天然記念物となった。
文化庁のデータベースにも「日本一の幹周りを有するイチョウ」として明確に記録されている。激しい潮風や厳しい冬の雪に耐え抜き、幾度もの台風や落雷を乗り越えてきたたくましい生命力は、まさに自然の奇跡と言える。地元保存会や専門家による地道な枝の剪定や土壌改良といった保護活動が、この雄姿を現代まで守り続けているのだ。