姫路城外国人料金4倍の真相!白鷺城の防御の仕掛けと混雑徹底解説

姫路城外国人料金4倍の真相!白鷺城の防御の仕掛けと混雑徹底解説

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2009年から2015年にかけて実施された「平成の大改修」の直後、世間を大いに賑わせたのが「姫路城が白すぎる」という議論でした。改修前の薄暗い灰色に見慣れていた人々にとって、新しく塗り直された城壁や屋根瓦の白さは衝撃的であり、ネット上では「白すぎ城」「オセロ城」といった愛称や揶揄が飛び交ったものです。

しかし、この白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりごめづくり)こそが、姫路城の美しさと強靭さを両立させる最重要の技術です。屋根瓦の継ぎ目まで白漆喰を盛り上げる「目地漆喰(めじしっくい)」を施すことで、雨水の浸入を防ぎ、火矢や鉄砲による延焼を完全に遮断する防火・防弾性能を発揮します。改修直後は漆喰の表面に細かい粉が浮いて日光を強く乱反射していましたが、現在では雨風と自然なカビの自浄作用によって漆喰が落ち着き、重厚で深みのある本来の美しい白鷺の姿へと回帰しています。

外観の美しさに目を奪われがちですが、内部構造は冷徹なまでの実戦要塞です。大天守(5重6階地下1階)を中心に、東小天守・乾小天守・西小天守を「渡櫓(わたりやぐら)」でロの字型に連結した連立式天守を採用。どこかひとつの天守や櫓に敵が侵入しても、四方から十字砲火を浴びせて殲滅できる鉄壁の構造を誇ります。

さらに天守へと至る縄張り(ルート)には、攻め手を欺く無数の罠が仕掛けられています。直進しようとすると行き止まりになり、天守に近づいているつもりがいつの間にか遠ざけられる螺旋状の通路。「はの門」「にの門」といった狭く極端に低い門は、甲冑を着た敵兵が身を屈めなければ通れず、勢いを削がれた瞬間に上部の「石落とし」や「狭間(さま)」から弓矢や鉄砲の猛攻を受ける設計になっています。大天守を支える2本の巨大な心柱(東大柱・西大柱)は地下から地上5階までを貫いており、地震の揺れを逃す免震・耐震構造としても現代の建築工学を驚嘆させています。

吉田 誠
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吉田 誠

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