志村さんが長年暮らした自宅は、三鷹市牟礼の閑静な高級住宅街にありました。敷地面積はおよそ120坪(約400平方メートル)、地上3階・地下1階建ての白を基調とした威風堂々たる大豪邸です。地下には特注の防音オーディオルームやビリヤード台が置かれ、車庫にはロールス・ロイスやキャデラックといった高級外車が並んでいました。
しかし、志村さんの急逝後は家族や親族による遺産相続の協議が難航。遺品整理や広大な不動産の処分方針が決まるまで一定期間、空き家状態が続きました。一時はテレビ番組等でも庭木の繁茂や家屋の傷みが報じられ、ファンや近隣住民から心配の声が寄せられていたのも事実です。
最終的に、実兄をはじめとするご遺族によって遺品整理が進められ、不動産は売却・解体される運びとなりました。かつて昭和・平成のお笑い界を牽引したスターが息抜きをしていた巨大な邸宅は姿を消し、現在は分譲住宅用地などとして新たな街の風景へと生まれ変わっています。建物自体はなくなっても、近隣では「ここに志村さんが住んでいた」という記憶が大切に語り継がれています。