長年親しまれてきた旧フェイスと現在のニューフェイスを比較すると、一見すると微細な差に見えながらも、造形デザインの設計思想そのものが根本から見直されていることがわかります。主な相違点は以下の5つのポイントに集約されます。
第1の違いは「目元と黒目の配置」です。旧フェイスは黒目がやや中央寄りで、見る角度によっては鋭くクールな印象を与えることがありました。一方の新フェイスは、瞳に描かれたハイライト(白い光の反射)がより洗練され、どの角度から見てもゲストと視線が合いやすいよう計算されています。
第2の違いは「口元の開き方とアゴのライン」です。旧フェイスはオープンマウスの端がキュッと上がった横幅のある笑顔が特徴的でしたが、新フェイスではアゴまわりのふくらみが抑えられ、縦方向への丸みを持たせた柔らかい笑顔へと変化しました。これにより、初期の短編アニメーションや近年の3DCG作品に見られるような「少年らしさ」と「愛らしさ」が強調されています。
第3に、ヘッド全体の立体感とサイズバランスの調整が挙げられます。頭部全体のフォルムがわずかにコンパクト化され、全体の頭身バランスが現代的なアニメーションモデルに極めて近いプロポーションへと再構築されました。