手足口病は新生児にうつる?上の子の感染対策と重症化サイン・受診目安

手足口病は新生児にうつる?上の子の感染対策と重症化サイン・受診目安

手足口病は新生児にうつる?上の子の感染対策と重症化サイン・受診目安について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。

結論から述べると、手足口病は新生児であっても確実にうつります。「生後数か月までの赤ちゃんは母体からの移行抗体があるから感染症にかからない」という俗説を耳にすることがありますが、これは手足口病においては完全な誤解です。

手足口病の主な病原体は、コクサッキーウイルス(A6、A10、A16など)やエンテロウイルス71型(EV71)です。母親自身が過去にその特定の血清型に感染した経験がなければ、対応する移行抗体は新生児に受け継がれません。また、手足口病を引き起こすウイルス株は多岐にわたるため、仮に母親に一部の免疫があっても、別の型が侵入すれば新生児は容易に感染します。

新生児への感染ルートは主に以下の3つに大別されます。

  • 飛沫感染:感染した上の子や親の咳、くしゃみ、近距離での会話による飛沫の吸入。
  • 接触感染:ウイルスの付着した手で新生児の顔や手に触れることによる経口侵入。
  • 糞口感染:オムツ交換時や排泄物の処理後に手指の消毒が不十分なまま赤ちゃんをケアすることによる感染。

ウイルスが体内に侵入してからの手足口病の赤ちゃんにおける潜伏期間は概ね3〜7日(平均3〜5日)とされています。感染初期は無症状のままウイルスを排出しているケースも多く、上の子が発症した時点ですでに新生児への曝露が完了しているケースも珍しくありません。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。