施設を語る上で欠かせないのが、元宇宙飛行士である毛利衛名誉館長の存在とその哲学だ。彼が提唱し続けてきた「科学を身近に楽しみ、自ら問いを立てる」という姿勢は、館内のあらゆるハンズオン(体験型)展示に脈々と受け継がれている。遊具のように体を動かしながら光や音、力の伝わり方を学ぶ子供たちの笑顔がそれを証明している。
科学を特別な学問として遠ざけるのではなく、日常の疑問と結びつける仕掛けが随所に散りばめられている。毛利氏の強いメッセージは、展示パネルの言葉一つひとつからも伝わってきており、次世代を担う子供たちへ強いインスピレーションを与え続けている。