「なぜしんぱち食堂は生ビールを200円前後という赤字覚悟の価格で出せるのか?」という疑問は、SNS上でも度々話題にのぼります。単なるサービス精神ではなく、そこには緻密に計算された飲食店の利益構造が存在します。
第一に、この生ビールは「定食(または一定額以上の主食)を注文した客のみに提供される」という厳格なルールが存在します。ビール単体での長居やつまみのみの利用を防ぐことで、客単価を確実に1,200円〜1,500円前後に押し上げる「アップセル商品」として設計されています。
第二に、カウンター中心の店内レイアウトとセルフタッチパネルにより、居酒屋業態に比べてフロアスタッフの人件費を極限まで圧縮しています。高い客席回転率(滞在時間約20〜25分)を維持することで、薄利多売のアルコール提供でも店舗トータルの粗利益をしっかりと確保できる仕組みが完成しているのです。
テイクアウト(お弁当)の知られざる利便性
西五反田店ではテイクアウト(弁当販売)にも対応しています。炭火で焼かれた香ばしい干物とご飯が詰められたお弁当は、近隣のオフィスでのランチや、自宅でにおいを気にせず本格的な焼き魚を食べたい日の晩御飯として重宝されています。混雑していて店内の席が空いていない場合、テイクアウトを選択するのも賢い回避策の一つです。