生鮮食品の値上がりが続く中、消費者側の防衛本能もスープメーカー需要を力強く後押ししている。冷蔵庫の奥で萎びかけていたニンジンや大根の葉、余ったブロッコリーの茎。普段なら捨ててしまいがちな「野菜の切れ端」こそが、絶品のスープベースへと生まれ変わるからだ。
皮ごと潰して調理できるため、普段の調理では捨てられる栄養素を余すところなく摂取できるメリットは大きい。「食材を無駄にしない」という環境面での意識だけでなく、食費を抑えながら外食以上の満足感を得るという「ステルス節約」のスタイルが、若年層の共感を集めている。