ソーシャルメディアや知恵袋、金融相談コミュニティに寄せられた利用者の生の声を検証すると、キャッシュレス社会が進展した現在だからこそ生じる特有の落とし穴が浮き彫りになります。
「友人の結婚式当日の朝、コンビニでご祝儀用の新札を用意しようと10万円を下ろそうとしたら限度額エラー。数ヶ月前に防犯のためにアプリで1日の上限を3万円に設定したまま忘れていた」(20代・会社員)
「親の入院費用の支払いで30万円を下ろそうとローソンATMに入れたが何度やっても出ない。機械の上限が20万円だと気づくまで3台のコンビニをハシゴしてしまった」(40代・自営業)
「普段まったく現金を使わない生活をしていたところ、久しぶりにゆうちょのカードをファミマのATMに入れたら高齢者防犯枠で1日5万円までに制限されていた。解除のために本人確認が必要で即日出金できなかった」(70代・無職)
これらの実例が示す通り、「自分自身の口座設定の忘却」と「コンビニATMごとの物理的な1回あたりの出金上限の誤認」が、現場で起きる混乱の大部分を占めています。