トイレ掃除頑固な汚れ理由の根底にあるのは、汚れの「化学的性質」と「素材の変質」です。便座表や便座裏に付着する黄ばみは、大きく分けて以下の2つのパターンに分類されます。
第1の要因は、尿に含まれるカルシウム塩や尿素が空気に触れて固まった「尿石(にょうせき)」です。尿石はアルカリ性の頑固な結晶体であり、普段使いの中性トイレ用洗剤ではビクともしません。便座の裏側は男性の立ち小便や排泄時の跳ね返りが直撃しやすい場所であり、目に見えない飛沫が蓄積して数週間から数カ月かけて石のように硬化していきます。
第2の要因が、「便座の経年劣化プラスチック変色」です。温水洗浄便座などのプラスチック(ポリプロピレンやABS樹脂)は、紫外線、空気中の酸素、さらには難燃剤として含まれる化学物質の影響を受け、製造から7〜10年ほど経過すると樹脂内部から黄色く変色していきます。この経年劣化による黄ばみは汚れの付着ではないため、いかなる強力洗剤を使っても元の白色に戻すことは不可能です。