松山南クリーンセンターを巡っては、インターネット上でいくつかの誤解が流布しています。その一つが「解体工事や事業所で出たごみも、家庭ごみと混ぜれば格安で捨てられる」という言説です。これは明確な違法行為であり、受付での住所・排出場所確認、および計量検査で産業廃棄物と疑われるものは即座に拒絶されます。持ち込めるのはあくまで一般家庭の日常生活に伴って発生したごみ、または松山市内の事業系一般廃棄物(一般廃棄物処理手数料が適用)に限られます。
もう一つの知られざる側面が、施設が果たす環境エネルギー循環の役割です。南クリーンセンターでごみを焼却する際に生じる高温の熱エネルギーは、隣接する複合健康増進施設「アクアパレットまつやま」へ余熱供給されています。施設内の温水プールや給湯設備は、日々の焼却熱を有効活用することで大幅なCO2削減と省エネルギーを実現しています。単なる処分場ではなく、地域のスポーツインフラを支えるエネルギー供給拠点として設計されているのです。
現在稼働中の南クリーンセンターは建設から年数が経過しており、松山市は将来を見据えた「新南クリーンセンター」の整備計画(令和15年度中稼働予定)を策定しています。より高度な環境保全機能と災害耐久性を備えた次世代クリーンセンターへの更新準備が進められており、現在の施設利用マナーの徹底が、円滑な施設維持と将来のクリーンな街づくりへ直結しています。