2002年に結婚し、すぐにパリへと居を移した中山美穂さんと辻仁成さん。当時の芸能界でも憧れの国際派セレブ夫婦として羨望の眼差しを集めていましたが、2014年に約12年の結婚生活にピリオドを打ちました。
日本の離婚調停において、未成年の子どもの親権は母親が持つケースが圧倒的多数を占めます。しかし、この離婚劇で世間を驚かせたのは、父である辻仁成さんが親権を持ったことでした。当時、一部の週刊誌では双方の生活スタイルの変化や新たな交際報道などがセンセーショナルに報じられ、「母親が親権を手放した」といった憶測や批判が飛び交う事態となりました。
しかし、実際の理由はもっと現実的で、子どもの将来を見据えたものでした。当時10歳だった十斗さんは、生まれも育ちもフランス・パリ。母の日本帰国に伴って生活環境を東京へ移すことは、言語や学校教育、友人関係をすべて断ち切ることを意味していました。息子にとって最もストレスが少なく、生活の基盤を守るための最善策として、「パリに残って父と暮らす」という選択が下されたのです。