2005年4月、写真週刊誌の表紙を飾ったツーショット写真は、日本中に激震を走らせた。「モーニング娘。」のリーダーとして絶頂期を迎えていた矢口真里と、ドラマ『救命病棟24時』などで若手屈指の演技派として脚光を浴びつつあった小栗旬。当時のアイドル界において、「現役リーダーの熱愛」は決定的なタブーであった。
報道直後、矢口はグループからの脱退を即座に表明する。自ら責任を取る形での過酷な退場劇は、ファンに強いショックを与えた。言い訳を一切せず、グループを守るために自ら身を引いた決断は、彼女の強固なプロ根性と同時に、当時の芸能界における「恋愛=絶対悪」という不可避のペナルティを冷酷なまでに浮き彫りにした。